平成24年9月1日(日)


30年ぶりの京都

会議に出席するため奈良へ出張することになり、久しぶりの関西なので帰りに、京都を散策することにしました。

 京都は、大学時代に家族旅行で行って以来なので、30数年ぶりの訪問です。午前11時頃奈良から京都駅に到着し、昼食をとることにしました。

 京都駅の駅ビルへ行ってみると、夏休み明けの土曜だというのにたくさんの人で混み合っています。外国人旅行客も、あちこちで見かけます。さずが、観光都市京都です。

 駅ビルは超近代的で、大変きれいですが、なにか京都の雰囲気にミスマッチな感じがしました。


方広寺・豊国神社

同僚と昼食をとり、京都を散策することにしましたが、特に計画を立てていなかったのと、新幹線の時間が、午後3時だったので、1時間ほどで行ってこられる清水寺でもタクシーでいって見ようということになりました。

 タクシーに乗り、「時間がないので、清水寺へ行こうと思う」と運転手さんに話したところ、「清水寺は、タクシーを降りてからしばらく歩かなければならず、今日は暑いので大変ですよ。よければ、適当なところを案内しますよ。」と言ってくれたので、コースをお任せすることにしました。

 まず、最初に三十三間堂の近くの「方広寺」へ案内されました。「国家安康・君臣豊楽」と刻まれた梵鐘があります。秀吉の名を続けて書き、自分の名前を分けたことに家康が怒り、大阪夏の陣・冬の陣のきっかけになったことで有名な鐘です。テレビの大河ドラマでそのエピソードは、知っていましたが、いままで訪れたことはありませんでした。

 次は、方広寺のすぐ隣にある「豊国神社」です。もともとは他の場所にあったものを現在地へ再建したもので豊臣秀吉を祀る神社です。その門は、唐門といって伏見城の遺構と伝えられる国宝です。


伏見稲荷大社

豊国神社から、高瀬川沿いにすこし行くと、五穀豊穣と商売繁盛の御利益で有名な伏見稲荷大社があります。全国に約3万社ある稲荷神社の総本宮です。そういえば、私の家の近くにも稲荷神社があります。

 入り口には、楼門があります。豊臣秀吉が母の病気平癒を祈願して建てた入母屋造り、二層の大門です。楼門の前には宝珠と鍵をくわえた一対の狐が参拝者を迎えてくれます。狐のしっぽは、稲穂を表しているそうです。

 楼門を通り奥へ行くと、内拝殿、そして神楽殿があります。神楽殿では、祈祷に訪れた人のため、神楽が奉納されていて、神楽女の舞や、神鈴や琴、笛の優雅な音が、鳴り響きます。ちょうど、訪れた時に、多額の寄付をした人に対しての神楽が奉納されていて、テレビなどではわからない生の演奏を聴くことができ、荘厳な気持ちになりました。


千本鳥居・おもかる石

伏見稲荷大社の本殿の背後には、崇敬者から奉納された千本鳥居が幽玄に立ち並びます。時代劇で、ロケーション撮影されていることでも有名です。

 千本鳥居を通り抜けると、命婦谷の奥社奉拝所。その奥社奉拝所の右奥に、一対の石灯篭があります。この灯籠の前で願い事を祈念し、石灯籠の空輪(頭)を持ち上げてみて、自分が予想していたよりも軽ければ願い事が叶うといわれ、重ければ叶わないといわれています。

 私もやってみましたが、重かったか、軽かったかは、人に話してはいけないそうです。

 今回のタクシーの運転手さんは、ベテランの運転手さんで、車を運転中も、観光バスのガイドさんのように、京都弁でいろいろ説明をしてくれました。京都は、通りが五番の目のように走っていますが、縁起を担いで「おめでたい時」には通ってはいけない道や、「葬式の時」に通る道などがあるそうです。旅をするのって、楽しいですね!